こんにちは、畑です。

これ何かわかりますか?
そうです、銀座ソニービルのここです。

ソニービルといえば、1966年から2017年まで銀座に存在したソニーのショールームビル。
建築家 芦原義信が手がけた60年代モダニズム建築の名作と言われています。
1フロアを田の字に4分割し段違いにした「花びら構造」という螺旋階段状の構造や、「街に開かれた施設」のテーマのもと敷地内に設けられた小さなパブリックスペースなどが高く評価されてるわけですが、何よりこの整然かつ堂々たる佇まいがめちゃくちゃ美しい。
残念ながら2017年、50年の歴史に幕を閉じ建て替えとなりました。
この価値あるビルの歴史をかたちとして後世に遺すため、ソニーがビルの外壁装飾のアルミ製ルーバーを小さく裁断し、オブジェとしてチャリティ販売したのがこれです。


あの名建築が我が家に!そんな気持ちで予約して買いましたが、いざ手にしてみるとなんとも言えぬ切なさが込み上げてきました。
「こんな姿になってしまって…」の気持ちの方が先行してしまうんですね。
60年代は日本で多くのモダニズム名建築が誕生した時代。
そして老朽化や再開発などの理由で次々と解体されているのが今です。
これらの建築に文化的価値を見い出し、できる限り後世に残してもらいたいものです。
さて、「こんな姿になってしまって」と言えばスーマンダックワのこちら

トライアングルリミックスバングル
こちらはいい意味での「こんな姿になってしまって」ですね。
デザイナーのスーマン氏がこよなく愛する自然を守るため、限りある資源を大切にしたいという思いのもと製作されたこのバングル。
ジュエリー製作時に出る木目金の端材を再利用して、こんなにクールな姿になって蘇りました。
一つ一つ質感や形が異なる一点物のような感覚もお楽しみいただけます。
ネックレスやデザイン違いもあるので是非。
