先日、葉山のお寿司屋さんで天然のトラフグをいただきました。養殖ではなく、漁師さんが釣り上げた一尾。そう聞いただけで、自然と期待が高まります。
お刺身、唐揚げ、お鍋と、トラフグ一尾をほぼ余すことなく堪能しました。どの料理も滋味深く、「今が一番おいしい時期なんだな」と素直に感じられる味わい。旬のものをいただくと体にもいい、とよく言いますが、それ以上に胃袋が喜んでいるような感覚がありました。

美味しい旬の食材をいただく感覚は、良いジュエリーに出会った瞬間ともよく似ているように思います。
たくさんの選択肢の中で、理屈より先に「これはいい」と感じる一本。派手さではなく、素材の良さや作りの丁寧さが、身につけるたびに少しずつ伝わってくるものほど、時間とともに愛着が増していきます。
流行っているから選ぶのではなく、今の自分にしっくりくるかどうか。
その“タイミング”を大切にすることは、旬の食材を逃さず味わうことと、どこか重なっている気がします。
午年は、物事が勢いよく前に進む年とも言われます。だからこそ、その流れに任せるだけでなく、「今、良いもの」「今、身につけたいもの」をきちんと選ぶことが、後々の満足感につながるのかもしれません。
旬のトラフグを味わいながら、そんなジュエリーとの向き合い方を改めて考えた一日でした。
