現在、Brooklyn美術館にてフランス人、ストリートアーティストのJR(ジェイアール)の展覧会(Chronicles)が開催中。その展覧会を記念してJR自身がブルックリンのドミノパークに巨大な壁画を描いた。
作品には、NYの5つのエリアで撮影された1000人以上のニューヨーカー達の写真がコラージュ的な技法で描かれていて、もちろん、一人ひとりの表情や様子は全て異なる。その圧巻の作品が目の前に現れた瞬間に思わずWOWと声が出てしまったほど。
作品の高さは、約15.24メートル、この巨大な作品を支えているのは、なんと、貨物の輸送用のコンテナが壁画の裏に積まれている。そんな、超越した展示方法があるとは!!!
このドミノパーク、もともとは、1856年に建設されたドミノ砂糖会社の精製工場だったが、2004年に閉鎖。工場の一部は、NY市の歴史建築物として保存されていて、現在この地域は、パークや住居施設等に開発されている。JRの巨大アートの後方にそびえたつ精製工場のレンガ作りの煙突。二つの時代の融合、まさにNYならではのコラボレーション!